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キャデラック・レコード [映画]

「キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語」(2008年製作)
DVDで観賞。公式HP http://bd-dvd.sonypictures.jp/cadillac-record/
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事実に基づいたストーリーは興味深い。
1950年代、ブルースからロックンロールが生まれ出る陣痛のようなものを体感できて、感動した。
プレスリー以前のことは、全く知らないでいたので、
面白い教材を与えられた子供のように、喜びながら勉強wできた。
展開上、史実と変えられた点も少しあるそうだけれども。

レナード・チェスは白人でありながら、黒人音楽のレコード・レーベル「チェス・レコード」を設立。
愛と友情と成功、そして終焉まで、ヒット曲を聴かせながら小気味好く描かれていた。
黒人差別が激しいさなか、黒人のミュージシャンが垣根を払っていく様は心地よい、
JukeやMy Babeがヒットしたリトル・ウォルター、
本人の額にある深い傷が、どのように付けられたか、
また、アルコール依存症になった彼が、
酒を飲んだきっかけも観ることができた。
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モデルとなった人々と、演じた役者の歌を聴き比べるのも楽しいことだ。
エタ・ジェイムス役のビヨンセ!いやはや、歌唱力に敬服した。
ドリームガールズしか知らなかったもので。
歌詞の中の人生と一体化していたのだもの。

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ノーウェアボーイ [映画]

11/9 映画「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」を観た。
(コレットマーレ内の横浜ブルグ13にて)
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ジョン・レノンの多感な少年期を描いた作品ということで、
ジョンを演じる役者が、イメージに合っているか不安だったが、
厳しいオーディションで選ばれたであろうから、
ま、大丈夫だろうな・・・
そんな気持ちで観始めた。
ところが、どひゃ~ん!
期待以上で、徐々に若き頃のジョンそのものに見えてくる。
ジョンのキラキラした魅力が生き生きと、
溢れんばかりにスクリーンに踊っていた。

ジョンレノン・ミュージアムを見学したことが、ちょうど予習になって、
模型で見たミミ伯母さんの家が、そっくり実物大で出現し、
ジョンが授業中に描いた漫画が、鮮やかに進行形で出来上がっていく。
展示してあった写真が動き出したような場面もあり、
それだけでも興奮してしまった。
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両親の諍い、二人の母に愛されるという不安定な境遇、
愛され愛したひとが次々と亡くなるという不幸、
それをジョンは、最もジョンらしく乗り越えていく。
涙なしでは観られなかった。(もうポロポロ)
夫は、「歳のせいかな?涙もろくなったよ」と言っていた。

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毛皮のエロス [映画]

毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト
(監督スティーヴン・シャインバーグ 2006年度製作)

「写真家」「異形の種」というキーワードに反応する自分には、どツボの映画だった。
フリークスに対し、畏怖と同時に畏敬の念を覚えるので、
写真家のヒロイン(ニコールキッドマン)に感情移入でき、
ワクワクドキドキ、高揚感を味わえた。
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なんの予備知識もないまま、ロバートダウニーJr.の出演作を追っかけ中に
出会った作品だが、彼はいつも期待以上。
目だけの演技が彼ならではで、目の周りから口以外、毛に覆われていても、
なんてキュート、ラブリーなんだ!毛を剃らなくてもいいじゃないかと思ってしまった。
「歌う大捜査線」では重度の皮膚病患者で、目を伏せたくなるような症状なのに、
なんと!チャーミングだったのだ。
未見の「トロピック・サンダー」では、整形手術で黒人になってしまうオーストラリア人役だし。

そもそもは、彼が「アリーMyラブ」で、ステイングと
「Every Breath You Take  見つめていたい」を歌ったときに、ハートが射抜かれ・・・
曲との相乗効果かとも思ったが、難役を見事にこなす実力者でもあったのだ。
子役から中年のアイアンマンまで、どの年代でも魅力的なのは稀有なこと。
出演作を制覇するまで、無上の楽しみは終わらない。(。-∀-)ニヒ♪


以下は「毛皮のエロス」の予告編です。

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